クロス壁紙の素材・色・デザインについて
1.素材
素材を大別するなら、ビニール・織物・紙の3種ですが、これに属さない製品も数多く出ています。 とりわけ、ビニール壁紙が圧倒的なシェアを占めています。お宅の壁紙もそうではないですか?値段や施工性、日本は壁紙を張るのは内装業者ですから、それは大事です。品質の安定や色・柄といったバリエーションの多さから普及しました。
- 織物壁紙
一般的には再生繊維であるレーヨンが多いのですが、天然繊維である麻や綿の素材をいかしたもの、絹織物のような高級感のある素材もあります。独特の風合いと、それ自体が吸放湿の特長を備えていて、格調の高い室内空間を創りあげます。 - 紙壁紙
多くは輸入壁紙に代表されますが、最近は日本の伝統様式である楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・がんぴなどの手すき和紙を用いた壁紙など壁趣向を凝らした壁紙も出回っています。個性的な空間作りを楽しめるのではないでしょうか?
2.色
色に関する好みは千差万別です。色を構成する3つの要素「色相」、「明度」、「彩度」を色の三属性といいます。
色相:赤、黄、青などの色味の変化
明度:明るさの度合い
彩度:鮮やかさの度合い
色彩の世界を知る上で、いろいろな法則があります。大変奥の深い、学問です。“明 暗 顕 漠” 日本古来の色彩を概念でこんな言葉で表しています。 簡単にいってしまうと“明”あかるいは赤を指し、“暗”くらいは闇黒を、“顕”は白、“漠”は青と、4つの括り方をしています。それこそ、日本的な言葉で青と称し形容しても、現代でいうところのブルーではなく、みどり色をさす場合や、身近でいうと信号機の色がそれにあたるとされています。 興味のある方は、調べてみてはいかがでしょうか?
音楽は音を楽しむと書きます。色彩学も色彩樂と捉えて楽しみましょう。 色選びは、納得のいくまで、時間をかけて、楽しんで!
- デザイン
デザインの美しさからいったら、輸入壁紙をあげる方が多いことでしょう。 でも、国産の壁紙もなかなか捨てがたい、洗練されたデザインがでてきました。 伝統で培われた唐紙のようにクラシカルなデザイン、今みても趣と味わいがあります。 見て、魅せられてしまいます。花柄、幾何学模様、ストライプ、チェック、唐草模様にダマスク柄など、何でも取り入れてしまう壁紙模様。キャラクターをあしらった壁紙もあります。
そんなお悩みのあるお客様! まずはお気軽にご相談ください。